甲州ワインを求めての旅 4/サドヤワイナリーで歴史を飲む

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11月6日(日)
急遽、早朝に石和温泉へ行って、甲府に戻りサドヤワイナリーへ行こうという事になりました。ホテルの朝食を7時に取るなんて我々には初めての事です。荷物をまとめておいて良かった。8時にチェックアウトしました。いやぁ凄い行動力です…。電車から「舞鶴城」が見えました。石和温泉駅で知ったのですが、昨日、今日と「ワインツーリズム」という企画が行われていました。時間があったら、あちらこちらのワイナリーへ足を運びたいところですが、北海道へ帰らなければならないので、今回は、100年の歴史があるサドヤワイナリーだけに絞ろうと思います。

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11時30分のワインセラー見学ツアーに参加。「ワインツーリズム」で、いつもよりお客さんが多いようです。少し時間があったので、ショップでワインの下調べをしたりしました。1962年もののワインを発見。ボトルで31,500円でした。それから無料の試飲を3種類飲んで、いざ地下ワインセラーへ!右の扉から入ります。ワクワク。

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「こちらに1962年のワインなどが保管されています」との説明がありました。先ほど、ショップで見たワインです。牢屋みたいな所に厳重に保管されていました。

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サドヤでは2年間の木樽で熟成した後、なんと一升瓶で「瓶熟」するのだそうです。葡萄は、白は「セミヨン」、赤は「カベルネ・ソーヴィニヨン」に絞ったとの事。はじめさんが写っているタイル貼りの部屋は地下タンクだったそうで、お話を聞いて皆さん、びっくりしていました。

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それにしても広い!700坪もあるそうです。寝かしてある樽には全てワインが入っているのですって。

コルクを圧縮して栓をする機械の説明中に、いきなり「はい、どうぞ」と言われました。はじめさんが慌てて撮ったため縦の映像です。けっこう力が要るのですね。「はい、もっとしゃがんで」と言われています。(^^;

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コルクに使われる木。触ってみましたが、柔らかくて弾力があります。右は人が入って掃除をする入り口だとか。希望者は?と聞かれましたが、誰も立候補しませんでした。閉所恐怖症のはじめさんは、絶対イヤだという顔をしていました。

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戦争中にワインは兵器として使われていたそうです。ワインの酒石がレーダーの製造に必要だったとは、今まで全く知りませんでした。

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「一般的にワイナリーに行くには、タクシーで何千円もかかりますが、サドヤは駅から5分のワイナリーです。どうぞその分をサドヤで飲んでいってください」と、案内の方が饒舌に語られましたが、実際その通りだと思いました。新潟のカーブドッチへ行った時もそうでした。さて、貴重なヴィンテージワインがずらーっと並んでいました。大ヴィンテージだったという1962年ものもありました。グラス2,700円!流石に皆さん躊躇していましたが、はじめさんが、お薦めの白「シャトーブリヤン」と、ブランデー「フィーヌエクストラ」(700円)をオーダーしました。皆さんの注目を浴びて、「どんなお味ですか?」と若い女性に尋ねられた私は「シェリー酒のような味わい」と言うのが精一杯。見てください、この色。白ワインなのに(左)、琥珀色なのです。とても深い味わいに、「歴史を飲んだ」と語るはじめさん。上手い表現です。こんなチャンスは滅多にないでしょう。とても良い経験をさせてもらって感激しました。ちなみに結婚イヤーの1,992年の赤(1,100円)も頂きました。

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先ほど、ワインセラーをご案内して下さった方(後で、荻原社長だと知りました)に、お礼を言いました。余市から来たことを話すと、何度も余市に行かれたそうで、苗木を40本持って行ったけれど、地元の有名メーカーに反対され断念されたそうです。そんなご苦労があったのですね…
最終日の今日ここに来られて本当に良かったです。ありがとうございました!またチャンスがあったら来たいと思います。

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ワインセラーを見学したら、午後1時過ぎでした。お腹が空いて、気になっていた甲府名物「鳥もつ煮」が食べられるお蕎麦屋さんに入りました。サドヤワイナリーのすぐそばにあった「きり」というお店ですが、お蕎麦も「鳥もつ煮」もとても美味しくてポイントが高かったです。メニューも豊富で、ここもまた来たいなと思うお店でした。モクモクと、お蕎麦を食べるはじめさん。満足そうです。3泊4日の「甲州ワインを求めての旅」。今回は、特にサドヤワイナリーが良かった。巡りあわせというか、何か引き合わせられたような感じがしました。荻原社長のお話はテンポといい、お話がとても上手で惹きつけられましたが、それは実際に経験していらっしゃるからなのですね。ワインの事がまた少し分かり、勉強になりました。

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