月日が経つのは早いものです。なんと14年ぶりに山形の友人ご夫妻とお会いする機会を得られました。それは3年前に亡くなった友人のお墓参りに行くというのが目的の集まりでした。
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コロナ禍で行ったオンライン飲み会
3年前、突然友人のKさんが亡くなった。少し前まで何度も会っていたのに、突然の訃報に愕然とした。そして、コロナ禍になり、奥さんのIさんでさえ、お見舞いに行っても部屋に入れてもらえなかったといいます。
初めて、オンライン飲み会をいうのを3年前に行いました。あぁ、だから14年ぶりという感じがしなかったのだと思い出しました。私は亡くなったKさんを偲んで1曲演奏させてもらったのでした。
会場は定評のある「三海の華」。幹事のNさんお気に入りのお店で、はじめさんも何度か行ったことがあるそうですが、私は今回初めてです。
お料理はどれも素晴らしく美味しくて、血糖値が上がるものはほとんど無くて、安心して戴きました。
安藤忠雄氏の頭大仏
何年前になるだろうか。洞爺オフのときに、ちょうど建造物のライターの仕事が続き、物知りなKさんから、安藤忠雄さんの頭大仏を観ることを勧められました。私は建造物に興味があることに気が付かされたことに驚いたものです。そのとき、安藤忠雄さんが、ル・コルビュジェを敬愛しているということが、とても興味深かったのです。
友人Kさんに導かれた
Kさんのお墓は滝野霊園に在ると聞きました。滝野は、PMFでよく行く芸術の森の近くで、若いときに滝野キャンプ場で今回の幹事であるNさん幹事の「なまらer」のキャンプに初参加しました。
それにしても、滝野霊園へは初めて行きましたが、物凄く広大な場所に信じれられないくらい沢山のお墓が在って、ただただ驚きました。巨大なモアイ像がドーンと並んでいて圧巻でした。
モアイ像の傍にお花などが売っているお店があり、建物の中に入ると「東方雄獅子」が展示されていました。そして、此処でしか買えない安藤忠雄さんの「HILL OF THE BUDDHA」を発見。
山形の友人は迷うことなく買い求めていました。私は少し躊躇しましたが、やはり欲しいと思いました。立派な本で安藤忠雄氏のアプローチが書かれていて、綺麗な写真も満載。2,000円は安かったと思いました。ゆっくり読んでみようと思います。
「やっと来たね!」という声が聞こえた
Kさんに勧められた安藤忠雄さんの頭大仏を、まさかこういう形で見ることになるとは…。お墓に行くと「やっと来たね。だから見ておきなさいと言ったのに」というKさんの声が聞こえたように感じました。Kさん、遅くなってごめんなさい。
みんなで集合写真を撮りました。
水の教会を彷彿させるアプローチ
モアイ像から「頭仏像」の頭だけが少し見えていましたが、まだどういったものなのか分からないままでした。
それにしても、このドラマティックなアプローチは、1988年に北海道で初めて完成した安藤作品「水の教会」に通じるものがあると思いました。
「頭大仏」というネーミングから、また遠くから頭しか見えないので、大仏の胴体があるのだろうかと誰もが思うと思います。これこそが、見えない大仏へのアプローチで「大切なモノは見せてはいけない」というもの。
まさか、こんな風になっているとは!宗教を感じさせない作品で、圧倒されました。
晴天だったから余計に青空の下の大仏が綺麗で神秘的でした。雨は雨でまた風情があるのでしょうし、雪の中の大仏も見てみたいと思いました。
Kさんのお墓参りでもあり、Kさんに勧められていた頭大仏を見ることができて、観光を兼ねたような感じでした。
今度は勇払にある「水の教会」を見に行きたいです。
ドライブ日和
予定では、帰りに注文していた楽譜を買う予定でしたが、昨日のうちに楽譜を購入しておいて良かった。お墓参りを終えて朝里経由で帰宅しました。お天気に恵まれ、景色を楽しみながら帰宅しました。そろそろ、ガーデニングをしたい。
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