ピアノを演奏するうえで欠かせない暗譜

8月に入り、来月10日の発表会が目の前に迫ってきました。暑い日が続いていますが、楽譜をよく読んで、暗譜で演奏ができるように仕上げていきましょう。

指だけで覚えるのは危険

暗譜は目でしっかりと楽譜を読み、頭の中で構成を考えながら覚えていきます。分析(アナリーゼ)して、和音進行や転調を全部理解しながら曲を旅していく感じ。

300小節越えのワルトシュタイン第1楽章は、楽譜を見て弾くのはわりと簡単ですが、いざ暗譜となったら、なかなかやっかいです。

曲を頭の中で歌う

子供たちは毎年ハンドベル・アンサンブルを暗譜演奏していますが、大人の生徒さんは「暗譜」と言ったとたんに悲鳴を上げます。

先日から音名を言いながら覚えていく練習をしていますが、まるでリレーのような演奏で一つも和音がないのです。だから二つ音が重なったら間違い。タイが多く、繰り返し同じようなパッセージが出てくるので、しっかり構成を覚えないと、どこをやっているのかわからなくなります。

楽譜を見ながら弾くのが苦手な人は、鍵盤ばかり見て、楽譜を追うことができなくなり、どこを弾いているのか見失ってしまうことがあります。楽譜に書き込みをして、今どこを弾いているのか、しっかり見て覚えましょう。

目を瞑っても弾けるように

万が一、見失ったり、忘れてしまった場合は、此処からなら弾ける!という場所を何カ所か作っておきましょう。

暗譜は目・頭・指が三位一体となり、ハーモニーを聴きながら理解して弾くことが大切です。

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