レッスンのアクシデントの対処

昨日から今年度最後のグループレッスンを行なっているが、それぞれのグループで、ちょっとしたアクシデントが起きた。最初は、練習熱心な生徒さんがバスケで指を痛めたらしく、痛めたその日から練習せずにいて焦っていたそうだ。当日、欠席したいと、お母様からご連絡があったけれど、「右手は大丈夫なのだから右手のパートを弾いて参加してください」とお伝えしたのだが、本人は3日間全く練習していない事を苦にしている。「グループレッスンまで、まだ1時間あるから大丈夫だからやってごらん」と言っても、涙声になっていて、「どうしても今日は無理です…」と言う。まぁ、あまり無理強いしてもと思い、「じゃぁ今日は休みなさい。でも、やってみるという事も大切だよ」と伝えた。指や腕を怪我をする生徒さんは、時々居るけれど、両手を怪我するケースは、まず無い。そして、どちらかの手を怪我すると、レッスンにならないと思うようで、お休みしますと電話が入る。私は、怪我をしていない手で弾くように言い、レッスンは休まないように伝えています。片手の練習は、案外効果的ですし、ピアノは弾くだけが練習ではないし、いくらでもレッスン出来るのです。困るのは怪我をした途端に練習出来ないと思い、両手で弾けるまで離れてしまう事。

今日は、子供たちのグループは12人と全員参加で賑やか。しかし、事前にKちゃんが、「どうしてもグループレッスンに出たくない。出るくらいならピアノをやめる!」と昨夜から言い、困ったお母様から電話があった。発表会の後、2ヶ月連続で参加できなかったので精神的なものなのだろうと思い、グループレッスンの前に来てもらって、Kちゃんと話し、少しレッスンをした。「どうしてグループレッスンがいやなの?」「・・・・」無言。「恥ずかしい?」「ん、よくわからない・・・」とKちゃんは、ようやく言った。グループレッスンで弾く曲をレッスンしてみると、練習していないようだった。弾けるようになると、少し余裕が出てきたようだ。「後で、グループレッスンに来てごらん。ぜんぜん平気だから」「でも、もう出席シール貼っちゃったよ」「じゃあ、来たらもう1個貼ってもいいよ」「わかった」
ナーバスになっている原因は、練習していない事だったり、本人もよく分からない不安だったりする。本当に後で来るか心配だったけれど、Kちゃんは約束通り来た。ちょっと照れながらも、みんなの前で立派に弾いたので安心したようだ。「ねっ、大丈夫だったでしょう」と言うとニヤッと笑った。

子供たちの後に大人の生徒さんのグループがあったのだが、人数が少ない上に、はじめさんは昨日突然、札幌出張を命じられ、Hさんは体調がすぐれない、Nさんは突然、職場の行事に参加する事になり、Tさんは右手の人差し指が1,5倍に腫れて痛いと連絡が入った。2人参加なら行おうかと思ったが、Sさん一人ではグループレッスンにならないので、月曜日に延期する事になった。明日も小学生のグループと3レッスン、明後日は遠方の生徒さんの2レッスン。明後日は5レッスンの後に大人の生徒さんのグループレッスン。29日まで忙しい日が続く。そうそう、昨日、指を痛めた生徒さんに電話してみたら、だいぶ落ち着いてしっかりとした声で会話ができた。まだ痛いそうだが、大人の生徒さんのグループに参加すると言ってくれた。やはり1日経つと考え方も変わるのかも知れない。

いつ何が起きるか分からないし、いつどんな電話がかかってくるか分からないので、その都度、冷静な判断と対処が求められる。内心はドキドキする事が多いのだけれど。

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