今月号の教室の新聞の記事に「セルゲイ・ラフマニノフ」について書いたのですが、アマゾンでたまたま「セルゲイ・ラフマニノフ全集」が限定版でリリースされている事に気がついた はじめさんからお年玉プレゼントがありました。
アメリカに亡命後の1919年から亡くなる前年の1942年まで途切れることなくレコーディングしたということでCD10枚組。以前発売された半額の超お得な限定発売のようです。録音年代が古いため、かなりノイズがあるけれど、全てラフマニノフによる演奏で、とても貴重なものだと思います。クライスラーの「愛の喜び」、「愛の悲しみ」の編曲ものが入っているのが嬉しいです。クライスラーとは親交があって「コルレリの主題による変奏曲」は彼に献呈しているのですね。最も聴きたかったのは前奏曲3-2嬰ハ短調「鐘」。ラフマニノフは、聴衆に希望されて、あまりにも多くの回数を演奏して嫌気がさしたそうです。それにしてもこの大ヒットで「嬰ハ短調氏」というニックネームが付けられた程、人気があった作品を僅か40ルーブルで出版社に売り渡してしまったのですからね….
ゆっくりラフマニノフの世界を堪能したいと思います。
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