長年ピアノレッスンを通して多くの、お子さんたち(大人も)と接していますが、子供の性格には「持って生まれた気質」というものがあり、なかなか変えることができません。
目次
ピアノレッスンで合格しないと納得がいかない子ども
練習してくる生徒さんほど、レッスンで合格しないと納得がいかない場合が多くあります。「つぎのレッスンで、もう1回やろうね」というと「えーっ!」と抗議し、その場で何度もやろうして、なんとか〇を付けてもらうまで粘ろうとします。
しかし、大事なことは〇が付くことではありません。何故、今日のレッスンで〇が付かないのかを納得するまで説明しますが、そんなときは悔しくて、目にいっぱい涙を浮かべています。たくさん練習してきたからなのでしょう。それでも、何故〇が付かないのかを繰り返し説明します。
その場でなんとか合格したくて何度も弾く
ピアノの練習は何度も同じようなことを繰り返しながら習得します。その場でなんとかできても、すぐに忘れてしまうこともしばしば。楽譜に「わすれないこと」と書いてもらっても1週間経ったら忘れてしまうこともあります。
大人の生徒さんも同じです。毎週Blu-rayを持ってきて録画しても、毎回同じ注意を指摘されてしまうことがあります。その場では分かっても、すぐに忘れてしまうのは大人も同じです。
合格できないと悔しくて泣いてしまう
練習してこない生徒さんは泣いたりしませんが、一生懸命に練習してきたのにも関わらず、それが認められなかったり〇が付かないと悔しくて泣いてしまうお子さん。はじめさんが言うには、大人は流石に泣いたりしないけれど、けっこうショックを受けるのだといいます。
何度もいいますが、レッスンは〇が付くことが大切なことではありません。妥協して〇を付けたら、それは後々困ることになるからです。一生懸命に練習してきたことを評価して、だけれども、ここがこのように出来ていないということを分かるように納得してもらうように説明する必要が教師にはあります。
〇が付かなくても練習してきたらご褒美シール
練習してこないときは、ほとんど貰うことがない「ご褒美シール」ですが、たとえ〇が付かなくても、努力してきた場合には「ご褒美シール」をあげています。〇が付かなくて悔しくても、次に注意されたところを直して出来るようにすることが大切です。悔し涙を流した生徒さんも最後に「ご褒美シール」を貰う頃には笑顔になっていました。
コメントを投稿するにはログインしてください。