突然、11日の深夜に母が亡くなってから三日が経った。心の支えとなったのはピアノだった。お通夜と告別式を自宅で行ったのでピアノを弾くことができた。そして、この2日間だけレッスンを休み、今日はレッスンを再開した。
目次
もうすぐ米寿を迎えるはずだった
退院できたら、5月9日に母は米寿を迎えずはずだった。膀胱炎は治り、翌日には退院できるはずのだったのに無念だったろう。
血液検査の結果は、いつも良好で我々よりも健康だった。まだまだ生きられたのだと思う。パーキンソン病で長い間かかった病院に、お世話になったことを伝えた。
久しぶりの運動公園
今日まで休みをもらった はじめさんは、朝から叔母夫婦の住むマンションに出掛けた。お昼過ぎに戻ってきて、急いでランチ。食べ終わるころにピンポンが鳴った。なんと叔母夫婦がタクシーに乗って我が家に来た。母が好きだったイチゴをお供えにきてきれたのだ。
シュワルツネッガーのような叔父は、母の仏間を見て「立派だ」と驚いていました。これなら仏壇は要らないといっていました。それから、レッスン室などを改めて見て周り、「ピアノばかりある家だねぇ」といいます。
仏間を整理して、母の遺影やお花を並べると、それだけで気持ちが穏やかになりました。
元気な子供たち8人のグループレッスン
子供たちはグループレッスンが大好きだといいます。集まると嬉しくて仕方がないようです。始まる前に「今日はなにをひくの?」とお互いに楽譜を広げて教えていました。
久しぶりに元気な子供たちの声を聞いた母も嬉しかったのではないかと思います。母は教室の人気者でした。
ショパンのワルツの中から嬰ハ短調の第7番を選んだ
ギリギリまで何番を弾くか迷いましたが、母が好きそうな嬰ハ短調のワルツを演奏しました。このワルツは、ワルツでありながら、マズルカ風のリズムを組み込んでいる作品で弾き手のセンスが問われる曲だと思います。子供たちはショパンを知らないがらも熱心に聴いてくれました。
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