ピアノを学ぶと世界史との結びつきが大きく、中学生の頃からフランス革命、マリー・アントワネット、ナポレオンなどなど世界史に登場する人物や革命に興味津々でした。しかし、パリ五輪は全く興味がなく開会式も観ませんでしたが、X(旧Twitter)で斬首された生首を持ったマリー・アントワネットの演出を知り、言葉を失いました。
悪趣味な演出だと思う
池田理代子さんの不朽の名作『ベルサイユの薔薇』が面白くて、それがきっかけでマリー・アントワネットには一番興味を持ちました。
学生のときに訪れたシェーンブルン宮殿
学生の時に2週間にも及ぶヨーロッパ研修旅行があって、マリー・アントワネットが過ごしたオーストリアのシェーンブルン宮殿を訪れることができました。神童といわれたモーツァルトが幼い時に宮殿で演奏し、マリー・アントワネットにプロポーズしたという有名なエピソードを聞きながら、宮殿の内部を見学しました。
残念ながらパリのベルサイユ宮殿は工事中で観ることが出来ませんでした。
マリー・アントワネットは悪女だったのか
2016年10月に東京へ行ったときに、たまたま開催されることを知った「マリー・アントワネット展」に出掛けました。
優雅な暮らしから一転してフランス革命が起こり処刑されるシーンが近づいてくると、まだ幼い子供たちも一緒だったので胸が痛みました。幽閉されていたタンプル塔で着ていたマリー・アントワネットのシュミーズや処刑台に連行される絵、処刑台に登る時に脱げた片方の靴などを見ると臨場感に溢れていて生々しく感じました。
ルイ16世とマリー・アントワネットが処刑されて残された子供、ルイ17世は2年後に病気で亡くなりました。鎖につながれたルイ17世の大理石を見た後、最後の展示「マリー・アントワネットと子どもたち」の幸せに満ちた絵を見ると涙が流れました。切なかったです…。どうして人はこんなにも残酷になれるものなのでしょうか。
ポーランドにあるアウシュヴィッツを訪れたときにも共通する想いでした。
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