映画「コクーン」の名台詞なのだとか。確かに、行動力のある人は、まずやってみてやりながら考えますが、行動力のない人は、やる前に全てを想定しようとして行動しようとしません。
新学期を迎えるたびに、不安になり、それまで大切だったピアノをいとも簡単に辞めてしまうケースに何度も遭遇してきた。「将来はピアノの先生になりたい」なんて言っている人ほどそうなのだ。「やってみなければ分からないじゃない」と言っても、もはや聞く耳を持たない。「決めた事だから」と返ってくる。それと、「ピアノは、またいつでも始められるから」と。しかし、始めるにはそれ相当のパワーを必要とするし、独学で目標もなく、それまでと同じように勉強するのは難しいから、ほとんどの人は辞めたらそれ以上の成長がないのであきらめるのでないかと思う。まぁ、成長があるのであれば習いに来る必要もないわけだから。
最近の傾向として、それまで一生懸命やってた人が、何かの方向へ進もうとした時、それまでの努力を惜しまないのか、では辞めるのは一刻も早くと思うようだ。それは、お月謝がかかることだから、どうせ辞めるのなら無駄なお金は使いたくないという気持ちの現われなのだと思う。だから入る時は丁寧だが辞める時はそっけないものだ。「ありがとうございました」の言葉さえない。子供がきちんと言う場合もあるけれど、親御さんは習っているのは子供だからなのか、知らん顔の人が意外と多いのには驚かされる。
子供たちには、レッスンの初めは「よろしくお願いします」。終わったら「ありがとうございました」。と挨拶をしているけれど、それを忘れない大人になって欲しい。
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