熱情ソナタの第1楽章は8分の12拍子で書かれているけれど、これがもしも4分の4拍子だったら全く違う楽曲になっていただろうと思う。もの凄くリズムが鋭い。そして、この鋭いリズムを正確に弾くのは、もの凄い緊張感を生む。
心臓がバクバクする

ワルトシュタインの第1楽章を演奏するときも心臓がバクバクしたが、緊張と安堵が交互に訪れる曲だったのに対し、熱情ソナタの第1楽章は終始、張り詰めた緊張感を感じるのは、やはり8分の12拍子で書かれているからだと思う。
第1楽章は262小節もあり、8分の12拍子で書かれているため、1小節に入る音符がとにかく多い!しかも展開部に70小節も充てられている。
高音弦が切れた原因は第1楽章にある

熱情の第1楽章は、ピアニッシモの2オクターブ離れたユニゾンから始まって、すぐに緊張感MAXの激しい音楽になるのが特徴。トリルやアルペッジョが劇的に暴れまわり鍵盤を上がったり下がったりする。高音弦が切れたのは、この楽章が原因なのだろうと思う。
眠っている人を絶対に目覚めさせる爆音「ダダダダン!」が最後の方に出てきて、ここを弾くのはとても緊張する。そして、最後はピアニッシシモ(ppp)で終わるという劇的な音楽。これは古典というジャンルに収まらない曲で、もはやロックだと思う。
今日は第3楽章まで弾いたら、かなり神経が擦り切れた….!
でっかいホッケを焼いた

午後7時半まで練習の予定で15分前に礼文島の大きなホッケを焼いた。尻尾が少し折れた状態で包装されており、そのまま魚焼き器に入れた。残り15分を練習しようと思ってレッスン室の電気を消さずにいたが、熱情ソナタのような激しい曲を練習すると体力を激しく消耗し、手も相当に疲れる。今日は限界だった。
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