興味を持って前向きに

先週の土曜日のグループレッスンから、あまり日が無かったけれど、木曜日はPMFの演奏会に出かけるので、レッスン日を変更させてもらった。はじめさんが「あんな厳しいレッスンをしていたら、辞めるのでは?」と心配していたが、シューマンの軸になる中2女子の開口一番は「努力してきました!」だった。彼女は学祭でも難曲と言われている合唱曲の伴奏を務めるので、そちらに力を入れているのではと聞くと、昨年がそうだったので、今年はそうはならないように気を付けて、どちらも楽しんで演奏したいとの事だった。吹奏楽部でも張り切っていて、この時期はコンクールの練習もあり輪をかけて忙しいが、休みたくない子なので、部活や他の行事とピアノのレッスンがぶつかったりすると、なんとかレッスンを変更してくれませんかとお願いされる。まぁ、一生懸命だから、こちらも協力するのだが、必ず「変更して頂いて、ありがとうございます」と、きちんと言う子なのだ。

午前中は、大人の生徒さんのレッスンがあった。ちょっとしたきっかけで、今年は、なんだかとても練習しているご様子。お子さんたちも習ってるのだが、「お姉ちゃんの弾きっぷりを見ていると、圧倒されて恥ずかしいので、隠れて練習しています」との事。ちょっと、可笑しい。でも、お母さんの努力は、子供たちにも伝わっていると思う。3人共とても張り切っているから。

お母さんがピアノに興味を持っていると、お子さんにも伝わる。昨年は、ギロックの曲が綺麗で素敵だったのでとCDが欲しいと頼まれた。今回は、ベートーヴェンの「月光」の楽譜が欲しいそうだ。「月光はソナタなのですが、全楽章ですか?」と聞くと、やはり第一楽章のようだった。ん、この曲に憧れる人って多いですね。私は、子供の頃は圧倒的に第3楽章に憧れたけれど、今は、やはり全楽章弾く事によって「月光」はイイなぁと思う。習っているお子さんも、発表会の曲の他にも沢山練習してくる。宿題を出していないところも、どんどん自分でやっているようだ。やはり、ピアノは楽しみながら努力して欲しいもの。さて、私も来月はラフマニノフを2曲披露出来るように頑張ろう。

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