アリアの夕べ/PMF演奏会

マリス・ペーターゼン&ロベルト・セルヴィーレ デュオ・リサイタル

7月19日(木)
札幌コンサートホールキタラ 大ホール
マリス・ペーターゼン(ソプラノ)
ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)
フォビオ・ルイジ(ピアノ)

〈演奏曲目〉
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』からレスタティーヴォとドンナ・アンナのアリア
「私の名誉を奪おうとしたもの」 マリス・ペーターゼン(ソプラノ)

ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』からロドリーゴのアリア
「終わりの日は来た~カルトよ聞け、私は死ぬ・・・」 ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)

ヴァルディ:歌劇『リゴレット』からリゴレットのアリア
「いやしい罰当たりの廷臣ども」 ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)

オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』からアントニーアのアリア
「逃げてしまったの、雉鳥は」 マリス・ペーターゼン(ソプラノ

ヴェルディ:『椿姫』からジェルモンとヴィオレッタの二重唱
「天使のように」 マリス・ペーターゼン(ソプラノ)ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)

休憩

トスティ:アマランタの4つの歌
     かまわないで、私の安らぎを/暁は光から闇をへだて/むなしい祈り/ 賢者の言葉よ、何を物語っているのか
     
トスティ:君なんかもう愛していない

トスティ:魅惑 

 ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)

シューマン:女の愛を生涯 作品42
あの人に会ってから/だれよりも素晴らしい彼/私にはわからない、信じられない/指につけた指輪よ
あの人の姉妹を手をかして/やさしい友よ、気の眼差しは/私の心に、私の胸に/いまあなたは最初の悲しみを私に与えた

マリス・ペーターゼン(ソプラノ)

アンコール

トスティ:可愛い口元 ロベルト・セルヴィーレ(バリトン)

R.シュトラウス:献呈 マリス・ペーターゼン(ソプラノ)

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今年のPMF演奏会で唯一キタラに出かけたコンサートでした。あまり歌のコンサートには出かけませんが、音楽監督のファビオ・ルイジ氏がピアノ伴奏をするという事に興味がありました。とにかく、これだけの曲目を全てルイジ氏が伴奏しました。終始丹精な音で、歌手やホールのバランスをよく考えた伴奏で、聴いていて大変勉強になりました。バリバリのピアニストだったクリストフ・エッシェンバッハ氏が監督を務めた時は、ほとんど弾きませんでしたからね。小品ソロを1曲だけ披露してくれたのを覚えています。演奏後に、PMFへの想いなどを語ったのですが、通訳の方が書き留めても書き留めても語りが続き、えっ、今のを全部通訳するの?というくらいに熱く語ってくれました。そういうコンサートは、実はなかなか出会えるものではありませんが、今日のコンサートも本当に素晴らしくて、暖かく幸せな気持ちになりました。行って良かったなと心から思いました。

伸びやかなソプラノのマリス・ペーターゼンさん、恰幅の良い、いかにもヴェルディなどを歌うにふわさしいバリトンのマリス・ペーターゼン氏。おふたりとも表現力抜群で素晴らしい歌手です。そして、伴奏のファビオ・ルイジ氏と3人で作り上げた今宵のコンサートですが、お客さんの満足度が最高に高かったと思います。何度も3人でステージに出てきて手を繋いでお辞儀をしていましたが、楽しそうでした。アンコールも3人で仲良くステージに登場して、1曲ずつ披露して下さいました。

休憩時にPMF会員特典を生かして、割引でビールを飲みました。この時期はテラスが気持ちいいのですが、昨夜は肌寒かったです。でも、心はホットになる素敵な演奏会でした。ブラボー!!

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