つっかえない、止まらないで弾く練習

8月に突入。いよいよ発表会は来月と迫ってきたので、1回1回のレッスンに重みが増す。今日は午前中に大人の生徒さんのレッスンがあった。前回は、間違った箇所を全て弾き直したり、気に入らない箇所を弾き直したりするので、通す練習をする時には、間違っても気に入らなくても弾き直さない練習をしてもらった。練習の時も、弾き直しをどんどんやると、つっかえ癖がつくので、良くないのだ。例えば、先生と一緒に弾く連弾は、生徒さんが間違っても、付き合って止まらないので、置いて行かれるだけ。それが独奏になっても同じだと考えて欲しいと言うと、見事に弾き直しの無い演奏をしたので、びっくり!しかも、今日は初めて通して弾いてもらったので、もの凄く緊張しながらも、集中して弾き切った。口で言うのは簡単だけれど、つっかえないというのは素晴らしい。

「今度のレッスンでは暗譜ね」と言うと、「暗譜なら、もう出来ているよ!」と元気に答える子供たち。そういえば昨年、この時期に弾けなくて何度もレッスンに呼んだ生徒さんたちが今年は別人になっている。そして、「去年は全然ダメだったけど、今年は少し余裕があるから、他の曲も練習しているよ」と、なんとも頼もしい事を言うではありませんか。お母さんのお話でも、昨年の曲を弾いたりしているらしい。ん~、人間、苦労すると何かを得るものがあるようだ。

ラフマニノフの音楽は、音のシャワーとか、音の洪水のようだと言われるくらい和音が多く、お洒落な和音故に複雑。今年はプレリュード「鐘」の後にアール・ワイルド編の「ヴォカリーズ」を弾く予定だが、難解過ぎるワイルド編を、生徒さんに言っているようにつっかえずに通して弾くのは、もうかなり大変な事である。今月半ばにはステージ練習があるし、それまでにはなんとかしたい。

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