補講レッスンは無料か有料か?

以前は、発表会の前に弾けていない生徒さんを何度も呼んで無料で補講レッスンをしていたが、それは逆効果であると思うようになった。無料だと、気軽にただ来るだけで、さして努力も見られない場合が多い。こちらも自分の練習時間を犠牲にしてまでレッスンしているのにというマイナスの気持ちになるので、お互いに良くないし、レッスンは仕事なのだから、少なくとも無料にするべきではないのだと思う。

モチベーションが下がっている生徒さんに、有料補講を受けるかどうか親御さんと話し合ってもらって、レッスン休みの今日、受ける事にしたと言って補講レッスンが入った。やはり受ける以上は練習しなければという気持ちになるようで、1時間以上練習してきたようだ。レッスンでは40~60分でも平気なのに、自宅で一人で練習するのは30分でも大変だという生徒さんが多い。では5分弾くつもりでピアノの前に座ってみましょう。と私は提案する。実際、弾き始めたら5分で終わる訳がない。要するにピアノの前に行くまでの気持ちの問題なのだ。

この時期、メトロノームを有効に使うとぐんと良くなる生徒さんが増えてきた。しかし、早い時期からテンポ設定して弾きましょうと言っても、なかなかやってこない。そういう場合は、レッスンでとても遅いテンポ設定で弾いてもらう事にしている。例えば、4分音符=40、あるいは8分音符=80で弾いてもらうと、いかに勘違いしていたかが分かり、愕然とする。自分の都合で拍を増やしていたり、難しい箇所は遅く、音符の少ない箇所は速く弾いたりしている事に気がつくはずだから。昨日、このレッスンでガクッとなっていた大人の生徒さんに、はじめさんは「メトロノームを使うとラクになるんですよ」と体験談を語り、励ましていた。次のレッスンでは、きっと効果が出ている事でしょう。

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