劇的に変化した生徒さん

ずっと不調のレッスンが続き、涙していた子が大きく変化した。お兄ちゃんに勝負しない?と持ちかけたあたりから、自信がついてきたようなのだ。先日のグループレッスンでも堂々と演奏したので、その事を褒めた後に録画して聴いみることにした。もうお辞儀をする時の嬉しそうな笑顔。そして、やはり堂々と弾いている。そこへ電話が鳴った。録画中だったので慌てる私だったが、集中して演奏を続けている。レッスン室を出て、電話に応対したが、ずっと連絡が取れない生徒さんからだった。まずホッとした。しかし、タイミングが悪いねぇ。その後、レッスン室に戻り「ごめんなさいね」と言うとニコニコしている。録画を見てみると、なんと私が席を外していたにも関わらず、演奏後にちゃんとお辞儀して退場する所までやっている。エライ!

ゆっくりのテンポでメトロノームを使っての練習が効果的だったようだ。3段階にテンポを上げても確実に弾けるので、どの速さが好きか尋ねてみた。「真ん中のテンポが好きだけど、家でまたやってみる!」と意欲的だ。難しい方の曲も、楽譜の指定のテンポで弾けるようになっている。途中、調が変わり二声になったり、強弱もかなり指示が細かいが、むしろ楽しんでいる様子。本当、驚いた。

発表会の曲が、かなり弾けているので、普段の教材も宿題に出してみたが、以前はかなり苦労していた曲があっさり弾けていたので◯を付けると、もう終わるの?と本人もびっくり。次の曲もその次の曲も練習していると言う。「ピアノは嫌い」とまで言っていた子が、こんなに楽しそうにピアノと向き合っている姿を見て、心から嬉しかった。

それにしても、子供って羨ましいくらい堂々と演奏するなぁ。今日は沖縄より暑い北海道だったけれど良い日でした。

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