労りながら、付き合っていく

20年前に右膝の手術を受けた北海道整形記念病院に、20年ぶりに行った。数年前に雪道で大転倒した際に再発したような感じになり、以来だましだまし来たが、長時間ピアノを弾いたり、ガーデニングに精を出したり、ちょっと無理をすると膝が腫れる。先日は1年ぶりにボウリングをして帰宅したら痛みが生じたので、思い切って病院に電話してみた。靭帯断裂の手術の執刀医が、まだ膝の中に骨片が残っていて、将来悪さをするかも知れないというのを思い出したからだ。その時のK先生は、もう居ないことは知っていたが、20年も経っているので一度見てもらったほうが良いという事。はじめさんも、職業病の腰痛を調べてもらいたいという事で、今朝早くに出かけた。

病院は、20年前とすっかり変わっていた。近代的でとても立派になり、洒落たカフェまであり、病院ではないかのようだ。 はじめさんは、ひたすら驚いていたが、私は骨片を取り除くために手術になるかも知れないとか、そうなるとレッスンをどう調整しようとか、待っている間に色々考え過ぎて疲労困憊気味であった。合理的な案内手順に従って、はじめさんの診察は早くに終わって、「治らないと言われた」であった。レントゲンを撮り、診察を受けたが、骨の老化によるもので、リハビリなどで付き合っていくしか無いのだという。でも、はっきりして良かったとの事で表情は曇っていなかった。担当医は違うが、かなりの時間差で呼ばれた私はドキドキしていた。医師はなかなか現れず、ようやく現れドカッと椅子に座りレントゲン写真を見た第一声は「なんじゃこりゃ」。複数の医師の診察を受けてきたから予想は付いていたけれど、ちょっと無神経過ぎませんか?だって小6の時に発症して繰り返してきたのだから、年齢にそぐわないのは分かってるって….やっぱりK先生に診てもらいたかったな。骨片の事は問題視されずに少し溜まっていた水を注射器で抜き、薬を入れるという従来の処置だった。手術をするとしたら、人口膝関節を入れるという事になり、年齢的にも早いし(入れたくありません)、入れても何年かしたら入れ替えなければならないし、スポーツは出来なくなるというので、その先生も今まで通り、症状が軽くなったら適度な運動を取り入れて上手に付き合う事。という診察だった。

合理的な機械による会計で、お金を入れるのが遅いと、やたら冷たい声で「お金を入れて下さい」と連呼する。ちょっと腹が立った。(笑)
多量のロキソニンと胃薬を出された。シップはまだ良いけれど、痛み止めは飲まないなぁ。まぁ、はじめさんには必要な薬だというので無駄にはならなかったけれど。

「この歳になると、みんなどこかしら持っているものだよ」と、はじめさんは言うけれど、忌々しい右膝とこれからも付き合っていくしかないようだ。運動不足もまずいし、過度な運動は避けなければならず、難しいものだと思うが割りきっていくしかないのでしょう。医学が進歩して、快適に暮らせるようになれば良いけれど。

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