霜月

午前中は大人の生徒さんのレッスン。お休みの電話が無かったので、3週間ぶりに今日はレッスンできるなと思っていたのだけれど、律義にお月謝を届けに来てくれたのでした。帯状疱疹が治り切らないうちに帯状疱疹神経痛というものに移行したとか。痛みが続き座っていられないとのこと。だから、ずっと立ったままレッスン室でお話していました。「やめたくないので」と必死におっしゃるので、あぁ練習出来ない事を悩んでいるのだと思いました。焦らず、10分、15分と弾けるようになったら、短いレッスンから始めましょうという事に。今日は少し話す事が出来て良かったです。

午後の少し遅い時間から、今日は遅くまで学生のレッスン。小5の女の子は、質問に答えるのが苦手。ようやく蚊の鳴くような声で答えるのだけれど、聞き取れないので、レッスンがスムーズにいかない。その事でご父兄に相談した事があるのだが、家では五月蝿いぐらいによくしゃべるので、ちょっと静かにしてねと言うくらいなのだとか。照れ屋さんのなのでしょうね。次の小2の女の子は、しばらく泣きグセから遠ざかっていたのだが、最後の方で涙していた。それでも、得意な曲になると表情がガラリと変わって自信を持って弾くのだから、お母様がおっしゃるように、負けず嫌いなのだな。次の生徒さんも小2。こちらはいつもニコニコ。よく練習してくる時は勿論、あまり弾いていなくても、取り敢えずニコニコ。ハキハキしているし、レッスンがはかどる。生徒さんから、補助ペダルをもう使わなくなったので、教室で使ってくださいと預っているのだけれど、アコースティックで練習している小さい子は小2のRちゃんだけなので、お母様にお話すると喜んで下さり、早速、持っていかれました。これで足をぶらぶらせずに練習できるし、ペダルを使う曲も楽しく練習できるでしょう。次は中2の生徒さん。お正月のお弾き初め会で弾く、ピアノ・コンチェルトのスコアを1ヶ月前に渡しているのだが、何ページもある大曲なのにまだファイルに入れないまま。そういう時ってやる気が出ない時なのだ。この子は乗せると本当に凄いのだが、エンジンがかかるまでに時間がかかり、いつもハラハラさせられる。しかし、これでは楽しくないし、一緒に弾く私も練習が出来ないのだ。それでも、ちょっと合わせていくと楽しそうに弾きだして、やはりもっと練習してくれば良かったなという顔をしていた。レッスンノートには前代未聞の「まじめにね!」という判子を押され、こんな判子があったのですか!と驚いていた。滅多に付くことのない判子を付けられ、大受け。最後のレッスンの高1のお姉ちゃんに、ノートを見せてと言われていた。(^^; 進学校に通いながら、ハードな部活をこなしているお姉ちゃんは、練習の仕方がとても上手でいつも感心する。

毎日、バラエティな生徒さんが相手。レッスンもその人その人によって違うし、その日の気分、体調などを見ながらレッスンするのは、ちょっとお医者さんに似ていると思う。昨日、病院へ行ってから膝がだいぶ軽くなったので、週末は今年最後の車旅で函館へ行く計画を立てている。

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