親が年老いた時

今週は予定が大幅に狂う出来事が発生。週の中、水曜日の午後だった。母から電話があり「すごく具合が悪くて動けない。今すぐ来て欲しい。そして、小樽にある病院へ連れて行って欲しい」との事だった。この日は、たまたまレッスン休みで、カレーを作って、その後は夕食まで練習しようと思っていたのだが、急いで支度して車で5分先の母が住んでいる場所まで、はじめさんと出かけた。

母はパーキンソン病なのだが、症状は軽く薬を飲んでいれば車の運転や日常生活は出来るとの医師の判断であった。それが突然、動けなくなるとはどういうことなのだろう。行ってみると、足が思うように出ないというのだ。脳から司令が行かなくなるのがパーキンソン病の特徴なのだが、つい先日、母のバースデー、私のバースデーと会って、私の時には近くの焼き鳥やさんまで徒歩で往復しているのだ。母は70歳までパンの移動販売をしていた程、元気だったが、辞めてから一気に老いたように感じた。口癖は「今は忙しいから、辞めたら色々な事をやりたい」だった。しかし、結局は趣味は麻雀だけで、身体を動かす事はしなかった。あれほど上手かったボウリングも行きつけのボウリング場が閉鎖してから、ほとんど行かなくなった。ピアノも薦めたが、すぐに「エリーゼのために」や、ショパンのノクターンが弾けるようにならないと分かったら、そのための練習は母には向かないようだった。聴くのは好きなのだけれど。

医師の判断は、きちんと薬を飲んでいなという事だった。母は飲んでいると言っていたが、後で母の部屋を掃除したところ、飲んでいるはずの薬が出てくるは出てくるは!パーキンソン病は指示された薬を飲むことが最も重要だという事で、今後は服薬出来ているかなど身の回りのお手伝いをしてくれるケアマネージャーさんが必要だと言われた。病院で薬を飲んで帰宅すると、あれほど動けなくて、苦労して車まで誘導したのが嘘のようにスタスタ歩いて、夕食を採り、2階の部屋まで一人で上がってきたのには驚いた。

昨日はケアマネージャーさんと面談があり、2時間も話し合った。そして、早急に介護認定を取りましょうという運びになった。母が住んでいる所は、身の回りの事は自分で出来るとう事が条件なのだが、薬をきちんと飲めば医師はそれが出来るはずだと言う。しかし、性格もあるのだと思う。母の部屋の掃除は容易ではない…。今日も掃除と洗濯の続きだった。

そんなこんなで明日はPMF野外コンサートに出かける予定だったが、とてもそんな気分になれないでいる。今の私たちには芸術の森は遠過ぎる。幸いチケットは当日券でと思っていたから今年もPMFは前売り券を買っていない。それはそれで寂しいのだが、PMFも運営が厳しくなっているようで会員のサービスが激減している。最終日のピクニックコンサートには出かけたいと思っている。前日は人間ドックがあり、今年もお友達と創成川オフの予定だ。

3連休との事だが、レッスンは相変わらず。しかし、明日は貴重な休みとなったので練習に充てたい。

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