イメージを持って演奏しよう

発表会の練習時期は、それだけで手一杯になる人がほとんどだが、譜読みが早く演奏がある程度まとまっている生徒さんは他にも課題を持ってくる。弾き込んでいくと内容も深くなるので、難しいと感じるようだ。だから練習も張り合いが出るので更に上達するのだと思う。今日のレッスンは、そんな生徒さんたちだった。

大人の生徒さんだけれどクラシックが好きで、発表会ではいつもクラシックを演奏される。今年はメンデルスゾーンの無言歌集から。細かいトリルも綺麗に弾けるようになったし、音域の広い伴奏、右手の重音もそつなくこなす。その後にテキストの中の曲を弾いたら、気持ちを切り替えるのが難しいのか、メンデルスゾーンよりずっと簡単だと思うのだけれど、あれれな演奏。ジャズの揺れって難しいですよね。

ハンドベル・アンサンブルのピアノ伴奏を担当する生徒さんは、私の手書きで読みづらいスコアでも、難なくこなしてくる。ソロはショパンのワルツを弾くが、やはりそつなく弾く。しかし、そこはどんなイメージなの?と聞いてみると、「えっ?!」という表情をする。そこに楽譜があるから弾いているという感じなのだ。レッスンでも、こんな風に弾いてみたらと示すと、翌週には言われた通りに弾いてくる。私はそれが物足りない。真面目で優秀な生徒さんだが、もっとこう弾きたいという気持ちを出して欲しいのだ。私が中学生の頃は、先生にやり過ぎと言われたり、瞑想にふけったように弾くと、そんな事は大家になってからやりなさい。などと言われたものです…。

先日、5歳の女の子が面白い事を言った。ハンドベル・アンサンブルでは「上を向いて歩こう」を歌いアンサンブルするが、ピアノ演奏する曲には歌詞がないので、もし歌詞があったとしたら、どんな詩なのだろうと言うのだ。はっとさせられた。「じゃぁ、どんな歌詞なのか考えながら弾いてみようか」と言うと嬉しそうだった。

夏野菜をたくさん頂きました。町の畑で作っているという辛味大根とシシトウ。辛いのが好きなので楽しみです。プロの方からは、完熟トマトと立派なバシルを頂きました。それだけでイタリアンですね。バジルソースに挑戦してみようと思います。ありがとうございます。

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