2024年5月18日(土)13:00開演
札幌コンサートホール kitara 小ホール
ギター:鈴木大介
program
● J.S.バッハ:組曲ロ短調BWV997(原曲:リュート組曲第2番ハ短調)より前奏曲、フーガ
● シューベルト(メルツ編):セレナーデ
● メルツ:ハンガリー風幻想曲op65-1
● メンデルスゾーン:無言歌op.19-6「ヴェネチィアの船唄」
● フランシスコ・タレガ:アルハンブラの思い出
● デューク・エリントン(鈴木大介編):イン・ア・センティメンタル・ムード/
ソルチュード / A列車で行こう
intermission
● 武満 徹:ギターのための12の歌
ミッシェル / イエスタディ(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
インターナショナル(ピエール・ドジェーテル)
サマータイム
オーヴァー・ザ・レインボウ(ハロルド・アーレン)
失われた恋(ジョセフ・コスマ)
シークレット・ラヴ(サマー・フェイン)
早春賦(中田章)
ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
星の世界(チャールズ・コンヴァース)
ヒア・ゼア・アンド・エヴァリウェア / ヘイ・ジュード(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
武満 徹(鈴木大介編):燃える秋 / 波の盆 / ワルツ~「他人の顔」より
encore
● J.S.バッハ:G線上のアリア
● エド・シーラン:パーフェクト
多彩なプログラムで聴衆を魅了
昨年、鈴木大介さんのギターリサイタルを聴いて、とても楽しかったので今年も出掛けてきました。
『クラシック倶楽部』で武満徹さんの名アレンジ「ギターのための12の歌」を聴きましたが、今日は後半にそのプログラムが入っていて嬉しかったです。
プログラム前半はバッハから厳かに始まり、クラシックが続きました。ギター曲の名曲であるタレガの「アルハンブラの思い出」は、8弦のギターで弾くのは、とても難しく、でも無事に弾けてホッとしました。というと会場から笑いを誘っていました。
アルハンブラの思い出の後にJAZZのデューク・エリントンが続きました。3曲演奏されましたが、最も有名な「A列車で行こう」は、エレクトーンで生徒さんが演奏し、その指導をしたことがあります。ワクワクする楽しい曲で大好きです。
ギターの音を堪能するには小ホールの方が良い
ギターの繊細な音を堪能するのは小ホールの方が良いように思います。お話を交えてのリサイタルなので、客席と近い感じもします。
鈴木大介さんは、武満 徹さんの「ギターのための12の歌」を年に2回ほど演奏されるのだそうですが、その1回を札幌で聴けて嬉しかったです。鈴木大介さんも、札幌で弾けて嬉しいとおっしゃっていました。演奏前に中島公園を散策してライラックなどの花を見て歩かれたそうです。
「ギターのための12の歌」は、武満 徹さんと親交が深いギタリストの荘村 清志さんのために編曲した曲だと解説されました。武満さんは、けっこう細かい指示を荘村さんに出して、ちょっと驚かれたのだとか。12曲の中に発表会で取り上げる「オーヴァー・ザ・レインボウ」が聴けました。
エド・シーランが聴けてご満悦
ギターを抱えて何度もステージに登場する鈴木大介さん。1曲目のアンコールのとき、客席を見て「楽譜を忘れた…!」と慌て気味に取りに行かれました。昔、函館の五島軒で舘野先生と息子さんのヤンネのデュオリサイタルのアンコールで楽譜を忘れて、ヤンネがスコアを取りに行ったことを思い出しました。それにしても、スコアをガン見での演奏だったので、はじめさんは「初見で弾いていたのかな」といっていました。まさか。
2曲目は「これが分かる人はかなり若い人」といって、演奏されたのはシンガーソングライター、エド・シーランの「パーフェクト」でした。隣のはじめさんは、「おぉっ!」と喜んでいました。英語の歌を歌うのが大好きなのでご満悦でした。5月の爽やかな季節に優雅なギターリサイタルが聴けて癒されました。ピアノの勉強にも色々と役立つことが多かったです。ありがとうございました。
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